超大袈裟に言うと「オモウマい店」のコンテンツフォーマットは発明。

「いま、もっとも面白いテレビ番組は?」と聞かれたら、私は「中京テレビの『オモウマい店』」だと秒で答えます。


正直、もうバラエティー番組のフォーマットなんて出尽くした、開拓されつくしたと思っていましたが、中京テレビは素晴らしい。こんなフォーマットがあったなんて!




「オモてなしすぎてオモしろいウマい店」

日本全国には私たちの想像をはるかに超える“びっくりなお店”がたくさん!
まだ見ぬ『オモウマい店』を求め、スタッフが日本中を大捜索!
これまで2回にわたって特番を放送してきた「ウマい!安い!おもしろい!全日本びっくり仰店グランプリ」が、この春新たな番組タイトルとともに、火曜日のゴールデンタイムに進出。
気になる店を発見したら飛び込みで交渉!粘りに粘るリサーチと取材スタイル!
“グルメ馬鹿”なスタッフが日本全国を駆けまわり、オモウマい店を発掘!
お客様へのスゴすぎて笑えるサービスはいつしか尊敬に変わり明日を生きる勇気と元気がもらえます!

番組ホームページより
https://www.ctv.co.jp/omouma/ 


どこが面白いかというと、その新しさです。


超大袈裟に言うと、「オモウマい店」のコンテンツフォーマットはいろいろな発明によって構成されています。以下、箇条書きで記します。


■「ヒューマングルメンタリー」というカテゴリー名

奇天烈な飲食店の店主(時々常連客も)に光を当てるから、ヒューマン+グルメ+ドキュメンタリーで「ヒューマングルメンタリー」。この聞いたことのない番組カテゴリーにまずは脱帽。


■取材するのは存在感抜群の番組スタッフ

芸能人ではない番組スタッフが取材に行き、カメラを回す番組は他にもあります(日本テレビ「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」のダーツの旅とか)。でも、この番組の取材スタッフ(ディレクターやアシスタントディレクター)は特異的です。異彩を放っている。奇天烈な飲食店の店主に負けない存在感と役回りです。


■店に溶け込むコミュニケーションスキル

奇天烈な飲食店の店主に強烈な光を当てているのは取材スタッフが優秀だから。なぜか。それは店に溶け込むコミュニケーションスキル。何度も通っているからなのでしょうか。クセのある店主に気に入られ、溶け込み、時には子ども、時には弟子となっていきます。


■タレントはVTRを見ながらスタジオで突っ込むのみ

スタジオでVTRを見てタレントが突っ込みます。この突っ込みも奇天烈な飲食店の店主を際立たせている重要な機能。これがまた抜群にいい。芸能人に現地取材とか活かせないのがいい。コロナの影響もあるからでしょうが、怪我の功名だと思います。しかし、スタジオタレントはヒロミさんと、小峠さん、そしてゲスト一人の合計3名だけで十分な気がします。


■取材スタッフの着眼点・編集センス

取材スタッフの「オモシロ」を見つける嗅覚、切り取り方のセンスも素晴らしいです。


■コラージュビジュアル

奇天烈な飲食店の店主たちを切り抜いてコラージュしたメインビジュアルも秀逸!その雰囲気は奇天烈で泥臭い汗くさい「ヒューマングルメンタリー」のイメージと相まって、根本敬さん(「ガロ系」漫画家)のそれを想起させてくれます。




いつまでも続いてほしい番組の筆頭です。


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